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医食同源22 カボチャ


以前、ニンジンと柿のオレンジ色はβーカロテンという


栄養素を豊富に含むためというお話をしたことがあります。


じつは、カボチャのオレンジ色もこのβーカロテン


なのです。


復習しておくと、βーカロテンという栄養素は


体の中に吸収されると粘膜や皮膚の細胞を


丈夫にして体の免疫力を高めてくれる働きがあります。


カボチャは暑い時期にとれる野菜ですが


カットせずに置いておけば3か月程度日持ちがし、


追熟がすすんで栄養価が増して美味しくなるという


性質があります。


冬至の日にカボチャを食べる風習があるのは


本格的に寒くなる時期に、熟して美味しくなった


カボチャを食べて風邪などをひかないようにしようという


昔の人の知恵なのですね。


さて、現代の私たちはこれからの寒い季節


カボチャをお鍋の具にして食べてみませんか。


最近は多種多様な味のお鍋のだしが売られていますので


お料理が苦手な方で気軽にカボチャが食べられます。


お鍋のだしはみそ鍋、カレー鍋、豆乳鍋などと相性が良いようです。


豚肉や鶏肉の脂と合わさると、βーカロテンの吸収が


よりよくなりますよ。


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