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鉄が足りない!(その2)
スタッフ会議で検討した結果、
C子さんには2つのプログラムが追加されました。
ひとつは鉄欠乏性貧血の治療と栄養相談。
もうひとつは心理カウンセラーによる、こころのサポートです。
3ヶ月ほどもたつとC子さんは血色もよくなり、訓練にも意欲的に取り組むようになっていました。
家族に対して乱暴な口をきくこともなくなりました。
栄養相談でC子さんは、こんなことを言っていました。
「がんばらなければいけないと思うんですが、体がどうしてもいうことをきいてくれないんです」
「どうしてイライラするのか、自分でもよくわからなかったんです」
「今は体の調子もよくなって食欲もでてきたし、訓練に通っても疲れなくなりました。」
「これからのことも、前向きに考えられるようになりました。」
日本では30代女性の5人に1人が鉄欠乏性貧血だといわれています。
しかし、「ちょっと疲れやすいけど、大丈夫」なんて軽く考えて、きちんと治療しない人がとても多いのです。
次回から、鉄欠乏性貧血をきちんと治療することの大切さをお話したいと思います。
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