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医食同源22 カボチャ
2020/12/05
以前、ニンジンと柿のオレンジ色はβーカロテンという
栄養素を豊富に含むためというお話をしたことがあります。
じつは、カボチャのオレンジ色もこのβーカロテン
なのです。
復習しておくと、βーカロテンという栄養素は
体の中に吸収されると粘膜や皮膚の細胞を
丈夫にして体の免疫力を高めてくれる働きがあります。
カボチャは暑い時期にとれる野菜ですが
カットせずに置いておけば3か月程度日持ちがし、
追熟がすすんで栄養価が増して美味しくなるという
性質があります。
冬至の日にカボチャを食べる風習があるのは
本格的に寒くなる時期に、熟して美味しくなった
カボチャを食べて風邪などをひかないようにしようという
昔の人の知恵なのですね。
さて、現代の私たちはこれからの寒い季節
カボチャをお鍋の具にして食べてみませんか。
最近は多種多様な味のお鍋のだしが売られていますので
お料理が苦手な方で気軽にカボチャが食べられます。
お鍋のだしはみそ鍋、カレー鍋、豆乳鍋などと相性が良いようです。
豚肉や鶏肉の脂と合わさると、βーカロテンの吸収が
よりよくなりますよ。
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