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肝臓を休ませようA
2018/07/10
では今回は、「お酒の飲みすぎ」以外で
肝機能が異常になる(低下する)原因を
お話していきましょう。
それは若い人に限らず、昨今の
食べ物の嗜好(好み)と関係があります。
それは一言で言うと「こってり味」。
こってりした食べ物というのは、つまり
油脂をたくさん含んでいるということです。
ご存知の方も多いと思いますが
油脂は高カロリーです。
そして、それほどたくさん食べたつもりはなくても
体が必要とするよりはるかに多くの油脂を
食べてしまっていることがあります。
少し例をあげてみましょう。
カフェで卵とチーズのオムライス、
そして、おやつに
生クリームたっぷりのシュークリーム
○○屋で牛丼、そして食後に
チョコのたっぷりかかったドーナツ
マヨネーズたっぷり鶏のからあげ弁当、
そしてお風呂上りのバニラアイスクリーム
どれも「よくありがち」なものでは
ないでしょうか。
しかしこれだけで、
通常、体が1日に必要とする油脂の量を
軽く超えてしまいます。
前回お話したように、肝臓は
この過剰な油脂を黙々と処理して
全身に送りつづけますが、
あまり量が多くなると、
体から「返品」という形で、
処理して送った油脂が肝臓に
送り返されてきてしまうのです。
返品の山をかかえた肝臓は、次第に
通常の仕事にも支障をきたすように
なります。
つまりこれが肝機能異常の状態です。
ところで、食事の例を読んで
お気づきの方もいると思いますが・・・
肝機能異常のもうひとつの原因は
「スイーツブーム」。
これについては次回お話いたします。
(つづく)
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