医食同源�A玄米

2014/10/13
玄米には数多くの栄養素が含まれていますが
今回のコラムでは、その中の「食物せんい」を
とりあげてみたいと思います。


食物せんいには、栄養素として
大きく２つの働きがあります。


ひとつめは、腸をきれいに掃除する働き。


腸の壁はしわしわで細かいひだがあったりして
汚れがたまりやすくなっています。


たまった汚れをそのままにしておくと
腐って、体に有害な物質を発生するようになります。


食物せんいはたわしのように、その汚れを
こすり落としてくれます。


ふたつめは、肥満を防ぐ働き。


食べ過ぎてしまった脂肪が腸から吸収されるのを
邪魔したり、糖分の吸収のスピードを落として
血糖値が上がり過ぎないようにしてくれます。


さて、この「食物せんい」
１日２０ｇとるのが目標とされていますが、
現在日本人は平均約１４ｇしかとれていません。


では、玄米にはどれくらいの食物せんいが
含まれているかというと、
玄米ご飯にして普通の飯茶碗１杯で
約２ｇとなります。


３度の食事のおかずを変えなくても
主食を玄米にするだけで、
目標をクリアできてしまいます。


玄米ごはんは炊飯器の玄米モードで
白米と同じように炊くことができます。


炊飯時間が２時間半程度かかるので
一人暮らしの方でも３合まとめて炊いて、
飯茶碗１杯分ずつラップにくるんで
冷凍しておくと便利です。


飯茶碗にラップをかるく乗せて
その上にご飯を入れると、
飯茶碗を汚さずに分けることができます。


冷凍した玄米ご飯を食べるときは、
凍ったまま電子レンジにかけます。
約５分程度で、炊きたてと同じ状態に戻ります。


玄米ご飯はぼそぼそして食べにくいと感じる方は
水を炊飯器の目盛より多くして
軟らかめに炊いてみてください。
かなり食べやすくなると思います。


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