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ストレス・タバコ・ビタミンC
2009/09/26
ストレスをタバコでまぎらわしているという方、けっこういらっしゃるのではないでしょうか。
私の勤務していた病院、施設でも、主治医や看護師などに見つからないよう、こっそりタバコをすわれる方が後を絶ちませんでした。
ところで人の体は、つらい状況(精神的、肉体的いろいろありますが)におかれると副腎皮質ホルモンという物質を合成して体を守ろうとします。
副腎皮質ホルモンは、腎臓の上にちょこんとくっついている副腎という臓器でつくられます。
このホルモンを合成するときに、ビタミンCが大量に必要となるのです。
さて、タバコですが・・・
タバコをすうと、ニコチンの作用で心身がリラックスし、一見ストレスをまぎらわせるのに効果がありそうに思えます。
しかし・・・
タバコは体にとって有害な物質を多く含んでいます。
つまり、タバコをすうということは体にとってはつらい状況=「ストレス」なのです。
というわけで、人の体はやはり副腎皮質ホルモンをせっせとつくろうとします。
ビタミンCが大量に必要です。
ストレスをまぎらわせるためにタバコをすうということは、ビタミンCをダブルパンチで大量に消費している状態といえます。
タバコはなかなかやめられないという方、また、どうしても受動喫煙してしまうような状況の方も、少なくともビタミンCを体に補給してあけることだけはこころがけてほしいと思います。
次回はビタミンCの補給方法のお話をしたいと思います。
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