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こんな時こそ頑張らないで「ひと休み」


今年の春はいつもになくウグイスのさえずりが大きく、鮮やかなように思います。


サクラに続いて、ツツジや藤の花が出番交代とばかりに勢いづいてきました。新緑の透き通るようなみずみずしさが心にしみこんできます。


季節はいつものようにめぐってきているのに、世の中はこれまで経験したことのない事態に飲み込まれ、非常時モードに感覚が麻痺してしまいそうです。


こんな時にチラホラ聞こえてくるのが、「あともうひと息、頑張って、元気に乗り切ろう!」と言った励ましの言葉。


気持ちはわかるけれど、ちょっと危ない言葉です。


ただでさえ非日常の緊張と不安の中にほおり込まれ、心が疲れてきているのに、「アクセルをゆるめるな!」と言われるようなものですから、たまったものではありません。


このままでは心のゴムが伸びきってしまいます!


一般的にも、緊張状態が40日間続くと、心が燃えつきて、気力が出なくなってきます。


その上、今回の事態に、まだ終わりは見えません。


今こそ必要なのは「ひと休み」。


「みんなが頑張っているのに私だけ休むなんてできない!」とか「周りに迷惑をかけてしまう」とか、そんな声に惑わされないでください!


家事でも仕事でも、たとえ短い時間でも「ひと休み」を取れば、集中力や気力がよみがえってきます!


お互いに休み合うことが、今を乗り切る大きな力になるのです。


そもそも感染症対策とは、肩に力を入れて「頑張る」ものではありません。予防対策を淡々と日常の習慣に取り入れていくことです。


そのためには、息切れしないように「ひと休み、ひと休み」なのです。


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