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自信のコツ@自信をなくさない


うつ病だけでなく、心の問題で悩んでいる人から、とてもよく聞かれる訴えに「自信が持てない」というものがあります。


病気になる前から「何となくずっと自信がなくて」という人もいれば、前は自信があったのに「病気になってからできないことばかりで自信がなくなった」という人もたくさんいます。


そこで「どうしたら自信を持てるようになるのか?」について、カウンセリングの中で気がついたことを何回かに分けて書いてみようと思います。


まず今回は「自信をなくさない」ということです。


何を当たり前なことを言っているのかと叱られそうですが、自信をつけようとするあまりに、いつもやらないことにチャレンジしてうまくいかず、返って自信をなくしてしまう人が意外に多いのです。


「いつもやれていないこのことができればきっと自信がつくはず」という考えそのものに自信をなくす落とし穴がひそんでいるのです。


「いつもできていないこと」は今回もできない可能性が高いものです。できなければさらに自信がなくなります。ということは、このチャレンジは自信をなくす危険性が高いものだということです。


では、自信をなくさないためにはどうすればいいでしょうか?


それは、こうした危険性の高いチャレンジをあえてやらないということです。やらないということだけで、さらに自信がなくなるのを確実に防ぐことができるのです。


「自信をつける前に自信をなくさない」


これはとても大切なことです。


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