TOP:ご利用ガイド・コラム・お役立ち情報 へ

休養のコツD 約束は控える


うつ病では心身のエネルギーが少ないので、ちょっとした活動や心理的なストレスで調子が悪くなります。その動きはなかなか予測できないので、その時になってみないと用事をたしたり、活動できるかどうかがわかりません。


これは本人のやる気の問題ではなく、病気の状態そのものから来ているものです。意思の力でカバーすることはできませんし、カバーしようとすると大きな負担を心身にかけることになり、回復を遅らせてしまいます。


そのため、あらかじめ予定をたてたり、約束したりすることはなるべく控えることが大切です。「その日、調子が良ければ」と常に前置きをしておくのがいいでしょう。


元々、うつ病になりやすい人は約束をきっちりと守るタイプです。ですから一旦約束してしまうと、自分を犠牲にしてまで約束を守ろうとし、そのことでせっかく溜まったエネルギーを使い果たすことがとても多いのです。


そうした状況をなるべく作らないようにするために
「約束を控える」
は役に立つものです。


《ワンポイント:うつ病》一覧へ戻る