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暮らしの中の「ちょっとした心地よさ」に目を向けて!

2020/10/12
「お布団に毛布を一枚重ねようか、どうしようか」とか「上着はどのくらい厚手のものにしようか」とか、なかなか悩ましい季節です。けれどその選択がピタッとはまると、今日一日が得したような気分にもなります。暑さ寒さは些細なことのようですが、体に与えるストレスは結構大きなものがあるということですね。そして、体のストレスは心のゆとりに大きく関係してくるようです。


よく「精神的なストレスの大半は人間関係だ」などと言われますが、確かにその通りだと私も思います。けれど、人間関係は相手があることなので、思うように行かないことも多く、「相手を変えようとせず、自分の受け止め方を変えましょう」という言葉もよく耳にします。


でも「自分を変える」というのも、相当に大変なことなのです。


というのは、「今の自分の考え方や受け止め方」には、これまで生きてきた経験がギッシリ詰まっていて、その受け止め方で乗り越えてきた実績があるからです。


「じゃ、相手なの?、自分なの?どっちを変えればいいの?」と言われそうですが、どちらかに決める必要はありません。変えやすい、手のつけやすいところから試してみればいいのです。


とはいっても、うつをかかえていると、そんな気力も出てきません。そういうときには、ひとまず目を人から物に転じてみましょう。毎日の暮らしの中に「ちょっとした心地よさ」を作ることでも、心のゆとりは増えていくものです。


例えば、最初にあげたようなお布団や衣服の心地よさもそうですし、枕の高さ、エアコンやテレビのリモコンの置き場所など、日頃使うものの場所をちょっと変えるだけでも心地よさは良くなります。毎日使っているものだけに、案外その効果は大きいものです。


こうした心地よさを極めていくのは、考えていてもちょっと楽しいですし、あまりエネルギーを使わずに試せますから、答えがすぐに出て、思い悩むこともありません。


何よりも心地よさは心にゆとりをもたらしてくれます。


大きな不安や悩みからちょっとした暮らしの中の心地よさに目を向けて、心にゆとりとスキ間を作っていきましょう。


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