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心が休まる「すき間」づくりを!

2019/03/21
平成がもうじき終わりを迎えるのに際して、昭和がますます遠く、昔のようになっていくものだなと感慨にふけっていたら、「そういえば、チャンネル争いってあったよね」と、突然思い浮かんできました。


私の場合は、おじいちゃんがライバルで、小学生の頃は、私の見たいマンガ番組VSおじいちゃんが見たい相撲中継でしたし、中学生になると、私の刑事ドラマや歌番組VSおじいちゃんの時代劇で、激闘がくりひろげられました。


何しろ当時は、テレビは一家に一台しかないし、録画もできなかったので、見るか、見逃すかの真剣勝負。かなりエキサイトして、ぶつかり合っていましたね。


それが今では、ぶつかりたくてもぶつかれない時代になってしまいました。


それは平和なことでいいのですが、ネット・スマホ時代では、メディアから流れてくる情報や刺激を「見逃す」「聞き逃す」という「すき間」がドンドンなくなってきています。


それも、「便利になっていいじゃないか」と言われそうですが、それだけではすまないようです。


心が休まる「すき間」がなくなってしまうからです。


筋肉に力を入れ続けていくと、疲れてきてだんだん力が入らなくなっていきます。それと同じように、心に刺激を与え続けていくと、心も疲れてきて、緊張しっぱなしになり、睡眠が浅くなったり、余裕がなくなってイライラしやすくなってきます。緊張とリラックスのバランスをとっている自律神経が乱れてくる場合もよくあります。


さらには、刺激がないとかえってイライラしてしまう依存状態にもなりかねません。


内臓を休ませる休肝日やプチ断食のように、心を休ませるスマホ断食やネット断食が、これからは真剣に考えられる時代になっていきそうです。


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