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緊急事態、まずは自分の身を守る!

2018/07/23
豪雨のあとは猛暑続きで、連日お天気のことがトップニュースになっています。小学校の終業式でも「暑さに負けないように頑張りましょう!」といういつもの決まり文句が言えないという異例の事態です。


豪雨被害の復旧ボランティアたちにも「まずは熱中症で倒れないように、自分の身は自分で守ってください!」という呼びかけがなされています。


バイタリティあふれるボランティアたちでさえ、この暑さには「頑張って乗り切る」のではなく、こまめな休息と水分、ミネラル補給で自分の身を守らないと、倒れてしまい、命の危険さえあるような、まさしく「緊急事態」なのです。


以前にも書いたことがありますが、熱中症の症状や対策は、うつや不安障害などにとてもよく似ています。同じ状況でも症状がでるかでないかの個人差が大きく、特に睡眠不足などの体調の影響が大きく、めまいや吐き気、手足のしびれ感などの症状は突然出てきて、自分で対応する間もなく、何もできなくなってしまいます。


予防方法も似ていて、「無理せず、苛酷な環境を避け、こまめに休息を取る」ことが大切です。


つまり、うつや不安障害の症状が出てきているときというのは、まさしく「心の緊急事態」なのです!


そしてこうした「緊急事態」では、通常の優先順位がガラリと変わります。


そう、一番に優先されるのは「自分の身を守る」ということです!


そのためには、何が自分の身を危険にさらしているのかを感じ取ることがとても大切になります。熱中症の場合でも、のどの渇きを感じられず、知らないうちに身を危険にさらしていることが多いようですし、「このくらいの暑さなら平気だろう」と、つい頑張ってしまうことが緊急事態を引き寄せてしまいます。


うつや不安障害の場合でも、真面目で、責任感が強く、頑張り屋さんの人たちが、自分のことを後回しにして知らないうちに身を危険にさらしていることがとても多いのです。


まずは症状や兆候が少しでも感じられたら、熱中症のように「緊急事態」を意識して、何はともあれ「自分の身を守る」です。


このところの連日報道のようにテレビから注意喚起が繰り返し流れてくるわけではありませんので、しつこいくらい「無理せず、リラックス。休息と睡眠を十分に!」と、自分に言い聞かせていきましょう!


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