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汗は私の天然クーラー

2015/07/21
梅雨が明け、近くの神社の参道では、蝉時雨がものすごい迫力で聞こえてきます。いよいよ夏も本番となりました。


こんな季節になると、最近では挨拶代わりのように、「熱中症にならないために、水分補給を忘れずに」とか「クーラーを使って温度調節を」という言葉があちこちで聞かれます。


元々、私たちの体は汗を出すことで自分の体を冷やす機能が備わっています。


それで、暑くなれば自然と喉が渇き、水分が欲しくなり、冷たいお茶やジュース、はたまたビールなどを飲むわけです。


ここで誤解されやすいのが、「冷たいものを飲むから体が冷えるんだ」というイメージです。いくらかはそういう面もありますが、大半は「汗が出るから冷えてくる」というものです。


逆に、冷たいものばかりをたくさん飲んでいると、内蔵が冷えすぎないように熱を出して頑張らなければいけなくなり、体が疲れて、だるくなったり、夏ばて状態におちいってしまいます。


くれぐれもご注意を!


このごろは、汗も「臭い」だの「わずらわしい」だのと敵視されがちですが、汗は私たちの体に備わった「天然クーラー」なんですね。


さて、出せば出すほど冷えていい汗ですが、人によってたくさん出てくる場所が違います。


私は腕と背中がものすごく、子供の頃からよく「涼しい顔をしているね」と言われました。けれど、机やノートがベトベトになり、部活動でいくら頑張ってやっていても涼しい顔なので、「まだまだこいつはやれるだろう」と先輩からしごかれたものです。そんな時には、顔からダラダラ汗がしたたり落ちている友達がうらやましくて仕方ありませんでした。


けれど、大人になってからは、顔から汗がたくさん出ると、ハンカチはグショグショになるし、お化粧は落ちるしと、それも結構大変なんだなとわかってきました。


汗の多く出る場所も人それぞれなら、その苦労も人それぞれなんですね。


とにかく、暑い夏に汗がたくさん出てくれるのは、本当にありがたいものです。


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