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「したい」「したくない」が無理がない

2011/06/29
以前、試しに使って「陽だまりの暖かさだな」と、とても心地よく感じた遠赤外線マットレスが最近わが家に届きました。


このところはとても蒸し暑い日々が続いているので「さすがにやっぱり暑すぎるかな?」と少し心配しながら使ってみたところ、「暖かいのに不快ではない」という不思議な感じを受けたのです。


汗もかなり出て、見るからに暑苦しい感じなのに、当の本人は「何となくサッパリしていい感じ」なのです。


「いったいどういうことなのだろう?」と疑問に思っていたところ、メーカーの人の「自分が出している熱なので不快感がないですよ」という言葉に「なるほど!」と納得。


実は、心の問題にも同じようなことが言えるのです。


カウンセリングで心に負担をかけているものをいろいろと話し合っていると、よく出てくるのが「〜すべきなのに」とか「〜したほうがいいのに」、あるいは「人に嫌われたくないから」という言葉です。


こうした言葉は、誰かに直接強制されているわけではありませんが、その人の中から沸き出てくる欲求ではなく、教えや信念として外から学んだものや、周りの人の都合を重視した考え方になります。


それらは、自分を律して目的を達成したり、集団の秩序を維持していくのには役に立ちますが、心身のエネルギーが少ない時には大きな負担になります。


そして今度は、どんなものが自分にとって無理がなく、負担が少ないだろうかと話し合っていくと、自然と「本当は〜したいんだけど」とか「〜は嫌なのよね」といった言葉が増えてくるのです。


でも、それと同時に「それは我侭だし子どもっぽいから」とか「相手に負担をかけてしまうので、つい我慢してしまうのよね」という言葉も大変よく付け加えられ、負担を減らしたいのに減らせない迷いが語られていきます。


うつ病や不安障害のように心身のエネルギーが低下しているときには、自分の中から沸き出てくる「〜がしたい」や「〜がしたくない」という過ごし方が無理がなく、大切です。


そして、そうした過ごし方は自分の中から出てきているだけに心地よく、安心させてくれるものなのです。


心が少し疲れてきたら、目を外から内に向けてみませんか?


「自分は今、何がしたいだろうか?」それとも「何がしたくないだろうか?」そんな考えにしばらく身をゆだねてみると、陽だまりの暖かさできっと心もほぐれていくはずです。


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