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「怒り」のコントロールB余裕を増やす
2010/09/27
「怒り」のきっかけそのものをを減らすことができなくても、余裕を増やすことで「怒り」を弱め、場合によっては怒らずにうまくやりすごすことができます。
余裕づくりの基本は「急がず、せかさず」です。
時間にゆとりをもって行動するだけで、イライラは減り、モタモタして遅れがちな人にあたってしまうことも少なくなります。
でも、そのためにはその日にやろうと予定していたことを一つ二つ減らさなければいけないかもしれません。
支障のない範囲で、まずはゆったりモードを試してみましょう。
余裕づくりの第2は、「うまくいかなくても大丈夫。また次があるさ」です。
育児や仕事、そして人間関係については、うまくいかないことはつきものです。それで迷惑をかけられたり、とばっちりを受けると、つい「怒り」がこみ上げてきます。
けれども、またやり直したり、フォローできない失敗というものは、そうそうあるものではありません。「次があるさ」とか「次はどうすればうまくいくだろう?」と目を次に向けるだけで気持ちにゆとりができ、「怒り」は弱まるものです。
「取り返しがつかない!」と追い詰めるより、「また次があるさ」と切り替えて見守ってみましょう。
余裕づくりの第3は、「心地よさや満足を味わうこと」です。
人は満たされていると心に余裕が生まれます。ついつい怒ってしまう場面とはまったく別のところで、心地よくすごし、満足を得ることができていれば、怒りも随分と穏やかになります。
お気に入りの食事や音楽、入浴やマッサージ、本やビデオなど、人によって様々ですが、なるべく手軽に、定期的に味わえるものが効果的です。
「よかったな」、「気持ちいいな」と思えるものを、ささやかでもかまいません、さらに一つ、二つ探して、余裕を増やしてみましょう。
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