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休養のコツC 眠くなくても横になって過ごす

2009/07/16
質の良い休養のために大切なのは睡眠と栄養、そしてゆったりと過ごすことです。特に睡眠は重要で、うつ病の初期には1日12時間から15時間の睡眠が理想的と言われています。つまり睡眠がまさしく「仕事」になるわけです。


しかし、「そんなに寝てばかりいると体がなまってしまう」とか「横になっても眠れないのでつい落ち着かずに起き上がってしまう」という声をよく耳にします。


そんな時、私は
「骨折やインフルエンザの時と同じですよ」
と説明しています。


確かに寝てばかりいると一時的に体力は低下しますが、足の骨がまだくっつかないうちに歩き回れば、治るものも治りません。体力の回復は骨がくっついた後から様子を見ながら始めればいいわけです。


また、インフルエンザばかりでなく、ちょっとした風邪でも体験することですが、体を起こしているのはとても辛いものです。立っているだけでなく、椅子に座っていても、体は筋肉を適度に緊張させてバランスをとらなければいけません。横になった時に「ふう〜」と息をつくのは頑張っていた証拠なのです。


ですから、
「眠くなくても横になって過ごす」
は休養の基本形と言っていいでしょう。


さらに、目を閉じて過ごせば神経が休まり、休養の効果も高まります。もし、そのまま眠ることができれば、それこそ申し分のない休養と言えるでしょう。


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