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休養のコツB 用事は1日1つまで
2009/07/11
うつ病の初期は、質のいい休養をとれるかどうかが特に重要です。この時期に、まとまった時間ができたので、旅行や語学、資格取得などに精を出そうとする人も多いのですが、返って回復を遅らせることになります。
しかし、そのような気になってしまうくらい、うつ病の人は自分の心身の疲れやエネルギーの乏しさに鈍感になっていることが多く、人によっては焦りや落ち着きのなさから、これまで以上に活動を求める人もいます。
そうした疲れを感じにくい人のための目安が
「用事は1日1つまで」です。
またこの合言葉は、初期の休養の後に、活動できる比較的調子のいい時期が出てきた人にもとても役に立ちます。
そのような人は、調子が悪く、動きたくても動けなかった時期のうっぷんを体が動くようになった時に思いっきり晴らそうとします。
あるいは、次にいつ動けるかが心配になって、「またしばらく動けなくなるかもしれないから、今のうちに用事を済ませておこう」と、外出の際にあれもこれもとやってしまいます。なかなかその行動そのものが、調子を悪くしている張本人であることに築きません。
そこで目安になるのが
「用事は1日1つまで」です。
これは「毎日1つ用事を済ませましょう」という意味では決してありません。用事は周りの人に済ませてもらって、自分は休養に専念するというのがあくまでもベストです。
調子がよく、気分のいい日を長続きさせるために、ぜひ心がけてみてください。
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