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休養のコツA 迷ったらやめる
2009/07/09
うつ病の人から「〜をしたいのだが、やっていいだろうか?」と聞かれることがよくあります。うつ病の症状の一つに、物事を決める判断力の低下があるので、そのせいだと最初は思っていたのですが、どうもそれだけではないことがわかってきました。
やっていいかを聞いてくる時には、本人のどこかに「あまりやりたくないな」という辛さやおっくうさのあることがわかってきたのです。
つまり、このようにある活動をやろうかどうしようかと迷った場合には、もうすでに本人の体が「その活動は無理ですよ」とSOSを出しているわけです。
したがって、うつ病の休息期にはそうした活動をやらないことが、早く心身を休息させ、回復を早めます。そこで無理に活動してしまえば、その分だけ回復が遅れるのです。
短くまとめると
「迷ったらやめる」です。
うつ病の人は、真面目で頑張り屋さんが多く、なかなか自分の疲れに気づきません。実際に疲れを感じた時には、もう体は動けなくなる寸前まできています。慌てて休ませても間に合わず、何日かは寝込んでしまいます。
この「迷ったらやめる」でいち早く自分の疲れを察知し、調子の波を小さくしていきましょう。
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