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睡眠のちから@ 心身のメンテナンス
2009/06/17
睡眠時間を1日8時間とすれば、人は1日の3分の1を眠って過ごしているわけです。これは改めて考えてみると、かなりの時間です。「もったいない!この時間をもっと有効に使えたらいいのに!」と思う人は少なくありません。
でも、本当に「寝ている間は何もせずにただ休んでいるだけ」なのでしょうか?
実は、体は睡眠の時こそ大忙しなのです。
脳や筋肉を休ませている間に、体は新陳代謝を活発に行います。傷ついたところを治したり、新たな成長で補強したり、免疫の活動も盛んになります。
うつ病などに関係が深いと言われるセロトニンなど、神経伝達物質の合成や調整も、この睡眠時に活発に行われます。とりわけ夜10時から深夜2時の間の睡眠が効果的と言われています。
さらに睡眠は心の整理もしてくれます。「忘れる」という大仕事です。「あれもやらないと、これも気をつけないと」といった細々と意識していることをとりあえず引き出しの中にしまうのです。きっかけがあればすぐに思い出しますが、一旦こうしてしまい込むだけで心の負担はかなり減るのです。よく眠れた時のスッキリした感じがこれです。
こんなふうに心と体をしっかりメンテナンスしてくれるのが睡眠なのです。睡眠不足が続けば体も心も疲れ果ててしまうのは当然と言えるでしょう。
では、良い睡眠を取り戻すにはどうすればいいのでしょうか?
(つづく)
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