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@安心し、信頼して話ができるようになる


このステージは心理カウンセリング全体の基礎と言えます。


自分の考えていることや感じたことを批判を心配したり、気がねすることなく安心して話せる場は、日常生活には思いのほか少ないものです。


たとえ、自分のことをよく理解している家族や友人であっても、相手が大切な存在であるだけに返って「自分の言葉をどう受け止めるだろうか?」と気になって、思っていることをすべて口にするわけにはいきません。


その点、日常生活で直接関わりのないカウンセラーとの間では、弱音や怒りなども気がねなく自由に話せ、料金を支払っているので「聞いてもらって申し訳ない」と負い目に感じる必要もありません。


こうして思っていることを安心して自由に話すということには、とても大きな効果があります。


例えば、心の中に溜まっていた思いを外に出して発散し、改めてそれを外から眺めてみると冷静な整理ができてきます。それだけで自分のテーマに気づき、回復のヒントを得ることも少なくありません。


また、心理的な治療には半年や1年といった比較的長い期間が必要です。それは、長年続けてきた考え方や物事のとらえ方を見直していくことになる場合が多いからです。


しかし、そうした長期間にわたる作業を根気良く続けていくことは、一人ではなかなか難しいものです。そんな時に、心の専門家であり、自分専属のカウンセラーと安心し、信頼して話せる関係はとても大きな支えとなるのです。


とは言うものの、そうした関係がすぐに出来上がるものでもありません。カウンセリングを重ねるたびに、少しずつ深められ、次第にしっかりとしたものになっていくことが多いようです。


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