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『重すぎる母無関心な父』

重すぎる母無関心な父 『重すぎる母無関心な父』
〜「いい子」という名のアダルト・チルドレン〜


〔著 者〕信田さよ子
〔出版社〕静山社
〔発 行〕 2011年1月





アダルトチルドレン(AC)とは一言でいえば、親から被害を受けたと感じている人のことです。その定義から紐解きつつ、その生きづらさや家族の実像を明らかにし、自分の中に居すわる親からの解放を説いていきます。


親との関係で悩み、生きづらさを感じている人はとてもたくさんいます。また、そのほとんどが、「それは自分のせい」だと感じていたり、「自分がちゃんとしていないから」、「頑張りが足りないから」、「心が弱いから」と、自分を追い込み、疲れ果て、不全感にさいなまれています。


アダルトチルドレンという視点は、そうした人たちに鮮やかで、明らかな光をもたらし、自分の人生を親から自分自身の手にとりもどす道筋を示してくれます。


著者の冷静できっぱりとした語り口からは、そうした人たちを力強く励まし続ける「覚悟」のような迫力を感じます。


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